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お悔やみ広告とは?

2022-06-22

「どうやって、どこまで」知らせる?

 家族が亡くなった場合、遺族は親族や故人が生前親交のあった人、また故人が会社勤めしていたのであれば職場にも連絡することになります。職場の連絡先はすぐに分かりますが、遺族が故人の交友関係を全て把握しているケースは滅多になく、全ての関係者に連絡するのは容易ではありません。

特に沖縄は南北に延びた地理であることに加え、複数の離島があります。そのため関係性があっても離れて住んでいる場合や連絡先を知らないことがあり、より難しくなってしまうのです。

その際に最適なのが新聞の「お悔やみ広告」です。

訃報のお知らせは、やっぱり新聞で

 新聞は毎朝の習慣として読む方が多く「忙しくてもお悔やみ欄は見る」「お悔やみ欄を見るために購読している」と言う人もいるほどです。

また、故人の交友関係がわからない以上、不特定多数の人に見てもらう必要があり、一度にお知らせすることが求められる告別式の日時などは、毎朝発行している新聞と相性が良いと言えます。

また新聞は一覧性が高いことも特長です。一覧性とは「ひと目で全体が分かり判別できる性質」のことで、新聞のお悔やみ欄はざっとひと目見るだけで自分の関わりのある人かどうかが分かるような体裁になっています。


沖縄と県外の違い

 一般的な県外の葬儀は家族や近親者だけなど身近な人で執り行います。その一方、沖縄は故人の生前親しかった友人や職場関係の人たちのみならず様々な人に伝え、一緒にお見送りするという慣習があります。

沖縄において地域や社会の情報共有としてお知らせする際に新聞のお悔やみ広告を活用するという方法が多く取られています


お悔やみ広告と訃報記事の違い

 訃報記事は新聞社が無料で掲載する記事で、記事の作成、内容、掲載するかどうかの基準は新聞社の判断になります。 お悔やみ広告は有料で新聞に掲載する方法です。亡くなった方の氏名、年齢、住所、告別式の場所や日時、喪主名、親族名簿、関連企業名などが掲載されます。

広告の内容や情報をどこまで載せるかは遺族やお悔やみ広告の担当者と話し合って決めることができます。


家族葬の広告

 告別式を執り行わず家族や近親者のみで済ませた際に、お悔やみ広告を出す場合があります。「謹告=きんこく=」と呼ばれています。身内で無事葬儀を済ますことができました、と事後報告するものです。用途に合わせて様々な文面を載せることが出来ます。

 例えばお世話になった医療機関や介護施設に対してお礼の文章を載せたり、通夜や告別式に来て頂けなかった代わりに遺影(故人の写真)や故人の略歴を広告と一緒に載せたりすることができます。

新聞の掲載日は、主に繰り上げ法要後の初七日の翌日が多いです。

欠礼の広告

 1年以内に近親者に不幸があった時、喪に服するために年末年始の挨拶を辞退する旨を事前に伝える「喪中はがき」です。 新聞でも「喪中はがき」同様に新聞購読者に欠礼をお知らせする「欠礼広告」があり、県内市町村別での掲載となります。

【欠礼広告の構成】 
故人名・享年・主文・自宅住所・喪主名・親族名

※主文=●月●日永眠致しましたので年末・年始のごあいさつを遠慮させていただきます 生前のご厚誼を感謝し謹んで御礼申し上げます


欠礼広告は御家族用と法人用があり、企業の代表者や関係者に不幸があった場合も同様に欠礼広告を掲載することもございます。

広告の掲載期間は、12月初旬~12月31日まで。

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